薬膳のお話⑤【咳・ぜんそくを予防する】

更新日:2021年9月13日

陽鍼はり灸(ヒバリハリキュウ)オーナーの岳下です。


今回は季節の変わり目に摂りたい食材についてお話したいと思います。




✓なぜ季節の変わり目に起こる?


咳やぜんそくは季節の変わり目に起こることが多いですね。


新型コロナウイルス感染も心配される中、東洋医学(中医学)の観点から、ウイルス感染でも起こりうる咳やぜんそくについて考えてみました。




✓西洋医学と東洋医学の違い


西洋医学的には、細菌やウイルスなどの病原性微生物からの感染が原因のものや、呼吸器系の病気によるものがあります。


東洋医学的には


季節・邪気・肺・腎


というのが大きなポイントとなります。




① 季節と邪気


たとえば秋になると空気が乾燥します。


この乾燥した空気は【燥邪】といって、人体の水分(津液)を消耗させて、口や鼻、のど、皮膚などの渇きの症状を出現させます。




② 肺


肺は湿を好み燥を嫌う性質があります。


【燥邪】が体に侵入して肺を犯すと、肺は潤いを失い


・乾いた咳がおこる

・たんに血が混じる

・ぜんそくや胸痛を起こす


などの症状が出現します。




③ 腎


呼吸は肺の働き以外に腎にも深く関わっています。


腎には【納気】といって気を納める働きがあり、通常はこの【納気】の作用によって腹式呼吸のような深い呼吸ができるのですが、【納気】が弱くなると深い呼吸ができなくなります。


腹式呼吸は腎にとっても大切な呼吸なのです。




✓症状に合わせた食材の選び方は?


<食材の選び方>


【咳、たんが多いとき】


健脾化湿

はと麦、いんげん、あずき


健脾利湿

鯉、鮮魚




【慢性の咳、ぜんそくのとき】


益腎健脾

あわ、麦、黒米、黒豆


壮陽補精

ナマコ、エビ




【空咳、黄色いたんが多いとき】


清熱化痰

クラゲ




【空咳、たんに血が混じる、のどの渇き】


卵、乳製品、ハチミツ




<野菜の選び方>


【空咳が多いとき、たんに血が混じるとき】


白菜、セロリ




【発熱、咳、ぜんそく、黄色いたんが出るとき】

 

たけのこ、のり、とうがん、へちま




【咳、ぜんそく、のどの渇きの症状がでるとき(たんは少ない)】


きくらげ、白きくらげ、くわい




【寒気、咳の出始めのとき】

 

ショウガ、ネギ、大葉




【咳、たん、胸痛、食欲不振、便秘の症状のとき】


大根




<果物の選び方>


梨、りんご、みかん、オレンジ、びわ、杏、柿、イチジクなどは慢性化した空咳や、たん、のどの渇きによいといわれています。




<腎によいもの>


補腎益気によい栗・くるみ、落花生、ごま、松の実、百合、オリーブなどを煮てから摂ってください。




全体的に塩辛いもの、辛いもの、脂っこいものを避け、煮たり蒸したりして調理してください。


また、お肉は適度に摂れば体力を増強し、抵抗力や回復力を高めますが、摂り過ぎると消化機能を弱めるので注意が必要です。




✓薬膳で咳やぜんをくを予防しましょう


空気が乾燥してきたな、と思ったらこのような食材を摂るように心がけるだけでも咳やぜんそくの予防になります。


ぜひお試しください。






 


次回の『薬膳のお話⑥』は9月9日(木)の予定です。


明日は『美容鍼のお話⑥』です。




今までの『薬膳のお話』はこちらからどうぞ。

  ↓ ↓ ↓

『薬膳のお話①』

『薬膳のお話②【秋の食材】』

『薬膳のお話③【体質を考える】』

『薬膳のお話④【五味を考える】』






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