陰陽五行のお話⑥【土について考える】

更新日:2021年9月22日

陰陽五行カウンセリングができる鍼灸院。

陽鍼はり灸(ヒバリハリキュウ)オーナーの岳下です。


今回は五行学説の【土】についてお話します。


五行について

五行を簡単に説明します。


陰と陽の気(陰気と陽気)が混ざり合い、交感しあって生まれたのが木火土金水の五気といいます。


この世に存在するものすべてがこの五気に還元されるという考え方から、五気の作用、働きを五行というようになりました。


さらにこの五気には相生、相剋という二つの法則が考えられました。


相生とは、ひとつの事物が別の事物に対して、促進、助長、養成などの作用をすることです。


相剋とは、ひとつの事物が別の事物の成長と機能に対して、抑制と制約の作用をすることです。


東洋医学では、五行の相生、相剋関係について、自然界の正常な現象と考え、人体でいえば正常な生理現象とみています。


つまり、この相生相克の作用があってはじめて自然界は生態を維持し、人体も平衡を維持しているのです。

(医道の日本社『東洋医学概論』より抜粋)


土について

今まで【木】と【火】について説明してきましたので、今回は【土】についてお話していきたいと思います。


土の性質は「稼穡」特徴は「成長、変化、受納」特性は「土は爰(ここ)に稼穡す、甘を作す」です。

『稼穡』とは土が持っている【播種(種まき)】と【収穫】という農作物への作用をいいます。


生化、継承、受納のなどの作用の事象はすべて土に帰属します.


「土は四行を栽す」「万物は土中に生じ、万物は土中に滅ぶ」「土は万物の母と為す」といわれるのはこのためです。


土にまつわる関係性

相生関係(母子関係)についていえば、土の母は火であり、土の子は金です。


これは、火が燃えることによって灰となり、土の養分となることから「火生土」(火は土を生ず)すなわち土の母は火といわれ、また、鉱物(金)は土中にあることから土の子は金といわれるのです。


相克関係でいえば、土は水を克し、木は土を克すということになります。


これは土を盛って川の氾濫を抑えることから「土克水」、木が土に根を張る様から「木克土」という意味合いになります。


医学的に考える土とは

これは医学にも応用されます。


まず土の特徴である「成長、変化、受納」ですが、これは人の臓でいえば「脾」にあたる特徴と似ています。


【脾】は胃にあたる臓になります。


【脾】は飲食物受け入れ(受納)、消化し(変化)、血を生成することで、体を成長させます。


自然界に大地があってこそ金が生まれ、木が根を生やし、そこに川が生まれるように、人の体も脾があってこそ飲食物を受け入れ、栄養とし、他の臓器を動かすことで生き続けることができるのです。





今までの『陰陽五行のお話』はこちらです。


次回の『陰陽五行のお話⑦』は9月29日(水)の予定です。 明日は『薬膳のお話⑦』です。

 



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