陰陽五行のお話⑤【火について考える】

更新日:2021年9月13日

陰陽五行カウンセリングができる鍼灸院。


陽鍼はり灸(ヒバリハリキュウ)オーナーの岳下です。




今日は五行学説の【火】についてお話します。




✓五行の性質


中国春秋時代の『経書』:洪範に記載された五行説は


「水火は百姓の飲食する所なり、金木は百姓の興作する所なり、土は万物の資生する所なり、是れ人の用と為すなり。」


という単純なものでした。


また、五行の形や性質については次のように述べています。



一に曰く水、水を潤下と曰う。
二に曰く火、火を炎上と曰う。
三に曰く木、木を曲直と曰う。
四に曰く金、金を従革と曰う。
五に曰く土、土は爰(ここ)に稼穡す。


潤下とは、水が高い場所から低い場所へ流れ溜まる性質、炎上とは火が燃え上がる性質、曲直とは木が枝を伸ばし成長する性質、従革とは金が規範に従い形にこだわる性質、稼穡とは種をまき収穫する役割を持つ土の性質を意味しています。


五行学説では「類を以て推す」という考え方の「類」の中に共通する性質を求めました。


その基準となったのが【木・火・土・金・水】です。




✓火の特性について


火の特性は


「火は炎上を曰う、苦を作す」


「炎上」とは火が温熱、上昇の特性を備えていることを指しています。


このことから、温熱、上昇の作用を持つ事象は、すべて火に属させています。




熱く燃え上がる【火】のイメージは、勢いがあり、作物が成長していく様や、花が咲き開く様子に例えられます。


また、風を発生させたりするようなエネルギーも感じます。


物事を動かすような強さを持ち、車ならエンジン、人では心臓にあたる働きがあります。




✓五行の関係性


火が燃えるには燃料となる木が必要なため、「木生火」(木は火を生ず)と言われ、また、火が燃えることによって灰となり、土の養分となることから「火生土」(火は土を生ず)とも言われます。


逆の関係性もあります。


火は水によって消火されるので「水克火」(水は火を克す)、逆に金を溶かしたり軟らかくすることができるので「火克金」(火は金を克す)といった、お互いを抑制する関係性です。


この五行の関係性は体内の臓にも当てはめられますし、人と人とのつながりにも当てはめて考えることができます。






次回の『陰陽五行のお話⑥』は9月15日(水)の予定です。 明日は『薬膳のお話⑥』です。



 



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